希望の物件が決まっても、いざ住宅ローンの審査において希望金額が借りられない場合があります。
1.転職したばかり
2.自営業で3年以内に赤字申告年度がある
3.諸費用も借りたい
4.前年度の年収が低くなってしまっている
1から3は 当店提携の三井住友銀行 関内ローンプラザ様に 依頼する事で
かなりの部分は解決できると思います。
問題の4.前年度の源泉徴収表の金額が低い場合ですが、
理由があって低い場合は、もちろん相談にのって下さいます。
今回は普通に低いもしくは、金額以上の借入を希望されているケースでご説明致します。
そもそも、住宅ローン審査の窓口で拒絶されないためには
毎月のローン返済額が年収の40%以下(年収00万円以下の場合は35%以下)
を満たしている必要がございます。
この時の計算は
・4%の固定金利で計算
・80才ー年齢=借入可能期間
・マンションは65年ー築年数=借入可能期間(戸建は制限なし)
で計算します。
例)
築30年の中古マンションを3000万円の住宅ローンを利用して購入したい場合は
1000万円 35年返済 金利4% の毎月のローン返済額は44,227円ですので
3000万円 35年返済 金利4% の毎月のローン返済額は132,681円となり
年間1,592,172円となります。
これが40%以内に収まるのには1,592,172÷0.4=3,980,430円
★つまり年収398万円が必要となります。
でも全期間固定金利で借りる場合は、4%以下で借りられる為、その金利で計算することが可能でございます。
当店提携の三井住友銀行の場合は35年固定の金利が2.62%(2013年2月金利)ですので優遇が0.1%が必ずついて
2.62% → 2.52%
1000万円 35年返済 金利2.52% の毎月のローン返済額は35,856円ですので
3000万円 35年返済 金利2.52% の毎月のローン返済額は107,568円となり
年間1,290,816円となります。
これが40%以内に収まるのには1,290,816÷0.4=3,227,040円
★つまり年収323万円があれば審査基準を満たすこととなります。
もちろんギリギリまでローンを使う事をお勧めしているものではありませんが、
4%計算で審査をクリアし、変動金利を使うよりも
2.52%計算を使用し、全期間固定金利で借り入れる方が将来の金利上昇時においては安全な場合もございますので
世田谷不動産は一部分でも固定金利を利用されるよう皆様にお勧め致しております。
三井住友銀行2月金利 | 住宅ローン | 諸費用リフォームローン | |
変動金利 | 1-35年 |
2.475%→優遇後0.975% か0.875% |
4.475%→優遇後2.475% |
固定金利 |
2年固定 3年固定 5年固定 10年固定 |
3.00%→優遇後1.5%か1.4% 3.10%→優遇後1.6%か1.5% 3.20%→優遇後1.7%か1.6% 3.55%→優遇後2.05%か1.95% |
5.00%→優遇後3% 5.10%→優遇後3.1% 5.20%→優遇後3.2% 5.55%→優遇後3.55% |
超長期固定金利 (全期間固定金利) |
10-15年 15-20年 20-35年 |
2.23%→優遇後2.13% 2.46%→優遇後2.36% 2.62%→優遇後2.52% |
フラット35ですと、35年で2.26%くらいなのですが、
・事務手数料が高い
・団体信用保険が自腹(借入残額1000万円につき年間約3万円)
・そもその物件がフラット35の対象になっていない場合は使えない
ですので、
長期に約束された金利で、心安らかに生活したいという方には都市銀行の超長期固定金利でのお借り入れも良いと思います。
(最近は、変動金利50%固定金利50%を選択される方が多いそうです。)
もちろん世田谷不動産がご購入のお客様を想う気持ちは、全期間固定でございます。^^